【オススメ本】目頭がグッと熱くなりました。

こんにちは。ぷく子ブログにお越しいただきありがとうございます。

この記事では、最近、中田敦彦さんのYouTube大学でも紹介され話題の本、「伝え方が9割」の中で紹介されていた心に刺さる言葉を紹介します。

今は亡き、ジョージ・カーリンというとあるアメリカのコメディアンの言葉。ジョージが最愛の妻を亡くした時に、友人に送られた手紙の一部抜粋です。


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この時代に生きる 私たちの矛盾

ビルは空高くなったが 人の気は短くなり
高速道路は広くなったが 視野は狭くなり
お金を使ってはいるが 得る物は少なく
たくさん物を買っているが 楽しみは少なくなっている
家は大きくなったが 家庭は小さくなり
より便利になったが 時間は前よりもない
たくさんの学位を持っても センスはなく
知識は増えたが 決断することは少ない
専門家は大勢いるが 問題は増えている
薬も増えたが 健康状態は悪くなっている

飲み過ぎ吸い過ぎ浪費し 笑うことは少なく
猛スピードで運転し すぐ怒り
夜更かしをしすぎて 起きたときは疲れすぎている
読むことは稀で テレビは長く見るが
祈ることはとても稀である
持ち物は増えているが 自分の価値は下がっている
喋りすぎるが 愛することは稀であるどころか憎むことが多すぎる

生計のたてかたは学んだが 人生を学んではいない
長生きするようになったが 長らく今を生きていない
月まで行き来できるのに 近所同士の争いは絶えない
世界は支配したが 内世界はどうなのか
前より大きい規模のことはなしえたが より良いことはなしえていない

空気を浄化し 魂を汚し
原子核を分裂させられるが 偏見は取り去ることができない
急ぐことは学んだが 待つことは覚えず
計画は増えたが 成し遂げられていない
たくさん書いているが 学びはせず
情報を手に入れ 多くのコンピューターを用意しているのに
コミュニケーションはどんどん減っている
ファーストフードで消化は遅く
体は大きいが 人格は小さく
利益に没頭し 人間関係は軽薄になっている
世界平和の時代と言われるのに 家族の争いはたえず
レジャーは増えても 楽しみは少なく
たくさんの食べ物に恵まれても栄養は少ない
夫婦でかせいでも 離婚も増え
家は良くなったが 家庭は壊れている

忘れないでほしい
愛するものと過ごす時間を
それは永遠には続かないのだ
忘れないでほしい
すぐそばにいる人を抱きしめることを
あなたが与えることができるこの唯一の宝物には 1円もかからない
忘れないでほしい
あなたのパートナーや愛する者に「愛している」と言うことを 心を込めて

あなたの心からのキスと抱擁は
傷をいやしてくれるだろう
忘れないでほしい
もう逢えないかもしれない人の手を握り
その時間を慈しむことを
愛し 話し あなたの心の中にあるかけがえのない思いを分かち合おう

人生はどれだけ呼吸をし続けるかで決まるのではない
どれだけ心のふるえる瞬間があるかだ

ボブ・ムーアヘッド 原作
佐々木圭一 訳

出典:「伝え方が9割」より

 

いかがでしたか?

 

家に帰れば当たり前のようにいる家族、学校や会社に行けばくだらない話ができる友人の存在。永遠に続くものではないと改めて考えた途端、涙が止まりませんでした。

 

人は自分の大切な宝物、自分自身や家族を幸せにする為、お金を稼ぐことばかりに一生懸命になってしまいがちです。

 

「あなたが与えることができるこの唯一の宝物には 1円もかからない」

 

…心に突き刺さりました。

 

「伝え方が9割」では日常生活、学校、ビジネス、友人関係、どの場面にでも活用できる言葉(伝え方)のコツがわかりやすく書かれていてはっと気づかされます。

どんなにテクノロジーが発展しようと、この世に人間が2人以上存在する限り、言葉以上に必要不可欠で最強なツールはないと感じました。

言葉は人を傷つける武器にもなり、また人を幸福にする魔法にもなります。そのパワーは無限大ですね。